買い物依存が治るまでの家計簿の変化はこんな感じ。

こんにちは。このブログを書いているにゃこと申します。
私は自覚のない買い物依存でしたが、お金と真剣に向き合うことで買い物依存を克服しつつあります。
浪費癖でずっと悩んでいてそれが病的であると気づいたのはほんの1ヶ月まえのこと。
「今回こそ浪費癖を直すために、馬鹿みたいにノウハウ通りに家計簿をつけるぞ」と決心してから10ヶ月が経ちました。
買い物依存や浪費癖の改善には家計簿が大切であると今改めて思います。
今日は自分の体験談として、買い物依存が治るまでの変化を家計簿でご紹介します。
浪費癖や買い物依存でお悩みの方の参考になればいいなと思っています。
家計簿をつけて変わったこと
一番初めに知っていただきたいのは、家計簿をつけることで何が変わったのかと言うことです。
お金に対する意識は確実に変わったのですが、その中でも「お金がない」と言うことに対する意識がガラリと変わりました。
先のことを考えられるようになったのです。
今まではお金がないと言いながらも「なんとかなるだろう」と使い続けたり、もう赤字だから今さら節約しても変わらないだろうとドンドン使ったりしていました。
けれど、赤字になってからでも節約したら翌月が楽になるのだ、と、先のことを考えられるようになったのです。
この意識改革が私にとっては衝撃的な出来事なのでした。
浪費を繰り返す人は、視野が狭くなりがちです。
先のことを考えるのが嫌なので、無意識に考えないようにしているのだと思います。
そのフィルターを外すことさえできれば浪費癖は改善していきます。
見たくない未来をしっかりと見ることが大切で、その手助けとなるのが家計簿なのです。
家計簿をつけ始めた当初について
家計管理に取り組んだきっかけ
私が家計管理と向き合おうと思ったきっかけは2つあります。
友人に馬鹿にされたこと、好きな人ができたこと。
私以上に金銭感覚が崩壊している友人に金遣いが荒いことを馬鹿にされたのですが、金遣いが荒いのは本当のことなので何も言い返すことができなかったのがとても悔しかったのです。
そして同時期に好きな人ができ、しっかりした人なので恥ずかしいところがないように変わりたいと思ったこと、彼を養ってもいいと勝手に思って貯金しようと思ったこと、部屋を掃除してもうまくいかなかったから私の一番の問題であるお金のことをちゃんとしてみようと思ったことがきっかけです。
参考にした家計簿の本
今までも家計簿の本はたくさん読んできたのですが、その中でも自分に実践できそうだった「年収200万円からの貯金生活宣言」を参考にすると決めました。
以前はさわりだけ真似してみて「全然貯金できないや」と諦めてしまったので、書かれてあることを全て愚直に実行しようと決めて取り組みました。
家計管理をはじめる前の生活
「お金がない」と言うことはわかっていたけれど、0も-10000も同じだろうとやけになり、やりたいことを優先していました。
クレジットカードのリボ払いやローンを組むことへの抵抗も全くありません。
今までもなんとかなってきたし、困ってもどうにかなるだろう。払えなくなったら自己破産すればいい。そんな考えで生きていました。
1ヶ月目の家計簿
それでは早速、実際の家計簿の変化をご紹介しますね!
1ヶ月目の家計簿です。横山さんの本通り、消費・浪費・投資に分類しています。
分類した後に、もしかして分類が違うのではないかと気づき、週末に改めて浪費に当たる項目と、必ず必要な項目をチェックしていました。
まだ生活消耗品や美容消耗品を別で集計すると言う概念がなかったので一緒に書いています。
毎日の支出が多く、1万円〜2万円使っていました。
このころ考えていたのは「浪費を全て無くすなんて信じられない。必要なものしか買わないなんて息が詰まる。そんな生活耐えられない」でした。
節約するなんてありえないと思いつつも、本の通りにしっかり日記も書いています。
1日2万使っていて、浪費にチェック入れつつも「必要な浪費である。」と思っていたので危機感は全くありませんでした。
今思えば「必要な浪費ってなんだそりゃ」です。笑
5ヶ月前後の家計簿
3ヶ月目以降から消費・浪費・投資の分類をやめてオリジナルの分類で家計簿をつけていました。
消費・浪費・その他です。しばらくしてから「その他」は1ヶ月単位で計上する費目だと気づき、1ヶ月での予算を立てるようになっていきました。
飽きてしまって日記を書かなくなり、家計簿に記録する頻度も減っていた中だるみの時期。
買っている項目数に大きな変化はありませんが、1日に使う金額が2000円〜5000円とかなり減りました。
家計簿をつけていくうちに、いつも浪費に分類される費目に気付き、1品目ずつ集中して減らそうとしていたころです。
この画像では、食費が多かったので食費にチェックを入れて、毎週食費だけの合計額を見ていました。
この頃考えていたのは「何も無駄遣いしていないのに支出が減らない。何が無駄遣いなのかわからない」と言うこと。
友達に泣きついて家計簿を見てもらったりして、自分の支出に対する認識がおかしいことを自覚し始めた時期になります。
月で予算を立てる必要があると気づいて、1ヶ月の支出が見られる家計簿を作りました。
1ヶ月の家計簿を作ったおかげで予定外の支出が多いことに気付き始め、1ヶ月の計画を立てるようになりました。
また、1ヶ月の赤字の深刻さがわかり、改めて固定費の見直しをはじめました。
占い依存を克服したのもこの時期です。占いしても何も解決しないし余計に問題は増えるばかりとやっと気付きました。
1ヶ月全体の家計簿が必要であると自分で気づいて作りはじめたことが、改善につながって行ったと感じています。自分で必要だと思わなければ記録していても無意味だっただろうと思います。
10ヶ月前後の家計簿
最後に、家計簿をつけはじめてから10ヶ月後の家計簿です。
今までに比べてだいぶシンプルな家計簿になりました。
この頃になると、毎週じっくり行っていた家計簿の見直しを簡単な見直しにして、ブログには月1回だけ記録するようになりました。
買い物依存卒業し、一般的な「節約」のフェーズに入ったと感じた時期になります。
単純に買い物の回数が多すぎることが以前から気になっていたので、買い物の回数を日記欄に書いています。
この月は単純にお金がなくてかなりセーブした生活をしているのですが、今までと大きく違うのは「お金がないから節約して過ごす」ことができるようになったところです。
今まではお金がなくてもクレジットカードに頼って使いたい放題しながら「何が無駄遣いかわからない」と本気で言っていたので、大きな変化を感じます。
固定費の見直しも終え、予算をだいぶ減らすことに成功しています。
さらに、予算に近い実績で生活もできるようになりました。
絶対に減らせないと思っていたネイルや習い事、ライブを減らす覚悟をして、徐々に収入に見合った生活ができるようになってきています。
そのほか、日用消耗品と美容消耗品の項目を毎日の支出記録から分けて予算を決め、買うものを月の初めに決めておくことにしました。
そうすることで、予定外の支出が減り、予算内で生活ができるようになったほか、思いつきで購入することがなくなりました。
10ヶ月間家計簿をつけてみて
家計簿をつけてみて思うのは、目に見える形で成長を実感できるのがとても良かった。
はじめの頃は「浪費をやめたくない」という気持ちが強く、なんで我慢しなきゃいけないのと怒りも感じるほどでした。自分の決めたことなのにね。
初期は支出も多く記録するだけで大変でしたが、徐々に書くことが減ってきたら、1ヶ月の家計簿や消耗品の買い物リストを作る余裕も出ました。
自分の余裕や状況に合わせて家計簿を変えて行くことが重要なのだと思います。
私の家計簿は、最初の頃以外は全て自発的に必要を感じて作ったものです。必要を感じて記録するので、きっと効果も出やすかったのだと思います。
買い物依存克服に役にたったポイント
参考にした家計簿の本について
家計管理のやり方は人それぞれ合う、合わないがあると思いますので、一番初めは誰の本でもいいと思います。
大切なのは「完璧に守ること」です。自己流を採用するのは3ヶ月経ってから。初めの3ヶ月は家計簿の本通りに実行してみてくださいね。
予算を決めること
予算を決め、その予算との開きを振り返っていたのが良かったと思います。予算と実績が乖離している場合は何が原因なのかを考え続けました。
現実が見えていない無理な予算を立てているせいで予算達成できないのだと気づき、赤字でもいいから現実的な予算を組むところから始めました。
そして最終的には黒字の予算が現実的な支出となりました。
家計簿の振り返りをすること
必ず家計簿の振り返りを行いました。これは年収200万円からの貯金生活宣言に書いてあったので行っていたことなのですが、この振り返りが本当に大切です。
振り返り続けていると、よくわからないけれどだんだん改善して行くのですよね。
毎日の変化では劇的な改善はされないけれど、数ヶ月経つと劇的な変化になっている。
反省を毎日繰り返すのが無意識に働きかけるのでしょうか。本当に効果的です。
ひとつの改善に集中する
改善ポイントを1つに絞り、例えば食費なら食費、缶コーヒーをやめるなら缶コーヒーをやめることだけに集中して取り組んできたのが良かったと思います。
複数のことを改善するのはストレスもたまるので、ほかで発散しつつひとつ集中して改善するのはだいぶ気が楽でやりやすいです。
自分を責めない
自分を責めてしまいがちなのですが自分を責めないように心がけていました。
現実をしっかり見つめて把握することが大切なので、自分を責めると現実を見るのが嫌になってしまいます。
なのでその辺は甘やかしてとにかく現実把握することに重点をおきました。
終わりに
私が買い物依存を克服するまでの経緯は家計簿に全て現れていました。
やっている最中は全く改善が感じられず苦しんだ日々も多かったです。
けれどこうして半年単位で振り返ると、家計簿の中身も金額も、大きな変化が現れていました。
振り返りをしながら家計簿をつけること。長い目線で見ること。自分を責めずに現実を見つめることが買い物依存克服への第一歩だと思います。
私は引き続き浪費癖の改善へとシフトして行きます。
これから買い物依存を克服する方は諦めずに、いまやっている取り組みを続けてみてくださいね。
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