iDeCoをはじめよう!固定費削減の次は節税がおすすめ

iDeCo(イデコ)ってご存知でしょうか?言葉自体は耳にしたことがあると思います。
実はすごくお得な制度なのに、利用していない人がとっても多い!
あなたはiDeCoにどんな印象を持っていますか?
難しそう、手続きがめんどくさい、胡散臭い。私の周りのiDeCoに対する反応はこんな感じ。ギャンブルは嫌!という人までいる始末。
でも良く考えてみてください。iDeCOって国の政策なのだから、一気に大損することはなく、基本的に安全なのですよね。
今回は超お得な節税制度のiDeCoについてわかりやすく説明していきます。
もくじ
iDeCoのなにがお得なの?
iDeCoは正式名称を「個人型確定拠出年金」と言います。難しいですね!
簡単に言うと、いままでは国に預けて積み立てていた年金を、各自で積み立てて管理してくださいね、と言う制度です。60歳になると、積み立てた金額を引き出せるようになります。
iDeCoの最大のメリットは、節税になる事。
iDeCoに積み立てた金額を「掛け金」とよびます。その掛け金と同額が控除で戻ってくるのですが(サラリーマンなら年末調整で戻ってくるアレです)、なんと本来は税金として引かれてしまう所得税と住民税が引かれずに、丸ごと戻ってくるのがiDeCoなのです!
住民税と所得税の税率は約20%。消費税が8%なのに比べると、2倍以上も節税できます。
さらに、iDeCoでの積み立てを投資信託にした場合の運用益(増えた金額)も非課税になります。株式の税金も約20%なので、とってもお得なのです。
まとめ
・掛け金は全額戻ってくる
・所得税と住民税も非課税で丸ごと戻ってくる
・約20%の節税になる
・運用益も非課税
iDeCoで選べる積み立て方法
iDeCoでは積み立てる方法が選べるようになっています。
増えるかもしれないけれど、減るかもしれない《投資信託》だけでなく、普通の定期預金と同じく減ることのない《定期預金》で積み立てる事ができます。
ギャンブルは嫌!と拒否反応を起こす人はおそらく投資信託のことを言っているのだと思いますが、その場合は定期預金を選べば減ることはありません。
iDeCoは定期預金も選べるから損しない
定期預金でiDeCoの積み立てをするなら、普通の定期預金でも良くない?と思った方もいるでしょう。
iDeCoで積み立てると、少なくとも約20%の税金を払う必要がありません。いわば20%OFFです。
さらに、2018年から年払いが可能になったため、定期預金で積み立てる人は年払いにすれば年間1,236円かかっていた手数料を103円に抑える事ができます。
定期預金の金利は低いためあまり増えることは期待できませんが、その分減るリスクがない上に、税金分も戻ってくるので、やっぱり定期預金でもiDeCoを活用した方がお得です。
まとめ
・年払いで手数料を節約できる
・約20%の節税になる
iDeCoで投資信託を選べばお金が増える可能性がある
iDeCoで投資信託を選ぶメリットは、運用益が見込めることです。つまり、増える可能性が高いと言うこと!
そして、その増えた分には通常約20%の税金がかかりますが、iDeCoでは運用益も非課税なのです。
iDeCoで投資信託を選ぶと、所得税+住民税の20%の他に運用益の20%も非課税なので税金を払いたくない人には本当にオススメです。
消費税をなくせと騒ぐ前にiDeCoを使おうよ!と思うのです。
投資信託の場合、株価が高い時・低い時も同じ金額を買い続けるドルコスト平均法が基本です。
長期間同じ金額を買い続けると平均したら右肩上がりで増えていくと言う仕組みになっています。
これには利益をそのまま運用に使う《再投資》で、どんどん利益が増えていくようになっています。
定期預金のように年払いにすると株価の高いときにばかり買ってしまう危険があるので、毎月買う方が安全です。そのため毎月手数料がかかってしまいます。
iDeCoの投資信託は比較的安全
投資信託は私たちに変わってプロが預かった資金で株を買って運用する仕組みのことです。
増えるか・減るかは運用する人の手腕にかかってしまうのですが、そのリスクを減らしたのが《インデックス投資》と呼ばれる方法です。
日経平均やTOPIX、S&P500など、株価の指標と連動させて運用するので、リスクが少ないのが特徴です。
なぜリスクが少ないのかと言うと、長期間でみると今までずっと右肩上がりになっているため、一時的に株価が下がっても10年くらい待てば元に戻るだろうと考えるからです。(状況が変わればわかりませんが今の所は大丈夫だろうと考えます)
そしてiDeCoでは選択できるファンド(運用してくれる会社)がかなり限定されていて、実績があり比較的安全だろうと思うファンドがラインナップされています。
そのため、一気に値下がりするような状況は日本や世界的な規模で何かあった場合だろうと考えます。
また、国債も増え幅は少ないものの安全な選択として紹介されていることが多いですね。
ただし、やはり減るリスクはありますので、投資信託は資産が減る可能性を理解した上で選択したほうがいいでしょう。
まとめ
・毎月払い(ドルコスト平均法)が基本
・住民税と所得税の約20%の節税になる
・運用益の約20%も非課税
iDeCoのはじめ方
さて、いよいよiDeCoを実際に始めるのには、一体どうしたらいいの!?と言う話をしますね!
iDeCoをはじめるには、銀行や証券会社に口座を作り、iDeCoの申し込みをします。
すると記入する用紙と返信用封筒が送られてきます。
会社に記入してもらう部分がありますので、会社の経理部に書類を持って行き、記入をして判を押してもらいます。
必要な情報を書き、証明書類を同封して返送します。
審査には1ヶ月くらいかかり、記入漏れがあるとさらに1ヶ月かかってしまうので最後に見直してくださいね。
iDeCoを始めるオススメの金融機関・証券口座
定期預金を選ぶならいつも使っている銀行や、郵便局で《運営管理手数料》が0円のところを選べばいいと思います。
そして、投資信託なら管理手数料が0円なことに加え、買いたい投資信託があるかどうかで選びます。
私のオススメは、楽天証券、SBI証券、マネックス証券です。
特に楽天証券では楽天ポイントを使ってiDeCoを買えるようになりますので、楽天市場・楽天モバイル・楽天トラベルヘビーユーザーな方は検討してみてください。
終わりに
iDeCoはとってもお得な制度なのに、知らないまま「めんどくさい!」「怖い!」と利用していない人が多いのにびっくりしてこの記事を書いてみました。
投資が怖いのならば定期預金でもいいので、ぜひ初めてみてください。
60歳まで引き出せないけれど、今まで国に払っていた分を自分で管理するだけなので、何も変わりません。それどころか、税金の分がお得になります!
固定費の見直しが終わったら、次に見直すべきは税金です。国の制度をうまく使って節約しましょうね。
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